この章では、Pythonプログラムの基本となる「式」と「変数」について解説します。
はじめに、数値の演算、文字の演算について説明します。
数値の演算子
演算 | 説明 | 例 | 例の表示結果 |
+ | 足し算 | print(6+4) | 10 |
- | 引き算 | print(10-2) | 8 |
* | 掛け算 | print(5*2) | 10 |
/ | 割り算 | print(10/2) | 5 |
// | 割り算の商 | print(10//3) | 3 |
% | 割り算の余り | print(10%3) | 1 |
** | べき乗 | print(2**3) | 8 |
文字の連結と反復
演算 | 説明 | 例 | 例の表示結果 |
+ | 文字列の連結 | print('1'+'2') | 12 |
* | 文字列の反復 | print('天気'*3) | 天気天気天気 |
引用符内での「改行、\、'、""」
引用符の中に、改行、バックスラッシュ、シングルクォーテーション、ダブルクォーテーションを記述したい場合は以下の特殊文字(エスケープシーケンス)を使います。
表記 | 意味 |
\n | 改行を表す制御文字 |
\\ | \(バックスラッシュ) |
\' | '(シングルクォーテーション) |
\"" | "(ダブルクォーテーション) |
<プログラム例>
print('1今日の天気は晴れです。明日の天気は雨です。') print('2今日の天気は晴れです。\n明日の天気は雨です。') print('3引用符には、\'と\"があります。')
<実行結果>
1今日の天気は晴れです。明日の天気は雨です。
2今日の天気は晴れです。
明日の天気は雨です。
3引用符には、'と""があります。