コレクションの変換関数
以下の関数を使うと、リスト、タプル、セットを相互に変換することができます。
関数 | 説明 |
list関数 | 渡されたものをリストに変換する ※1 |
tuple関数 | 渡されたものをタプルに変換する ※1 |
set関数 | 渡されたものをセットに変換する ※2 |
※1 もともと順序関係がないディクショナリやセットを変換した場合、どのような順序で要素が並べられるかは保証されない。
※2 もともと重複が許されるリストやタプルを変換した場合、重複は排除される。
※ list()、tuple()、set()のように、何も指定せずこれらの関数を呼び出すと、空のコレクションが作成される。
コレクションのネスト
コレクションの中にコレクションを入れて二重構造(ネスト)のコレクションを作ることができます。
具体的なプログラムで見てみましょう。
<プログラム例1>
ディクショナリのネスト化
# ディクショナリを作成 father_data = {'hight':170, 'weight':70} mother_data = {'hight':150, 'weight':50} # ディクショナリのネスト化 family_data = {'父':father_data, '母':mother_data} # ネスト化したデータの取得 print(family_data) print(family_data['父']) print(family_data['父']['hight'])
<実行結果>
{'父': {'hight': 170, 'weight': 70}, '母': {'hight': 150, 'weight': 50}}
{'hight': 170, 'weight': 70}
170
※ディクショナリのキーを使って、データを取得することができる。
<プログラム例2>
2次元リスト
# リストの作成 a = [1,2,3] b = [4,5,6] # 2次元リスト c = [a,b] # 2次元リストからのデータ取得 print(c) print(c[0]) print(c[1][2])
<実行結果>
[[1, 2, 3], [4, 5, 6]]
[1, 2, 3]
6
※2次元リストからは添え字を使って、データを取得することができる。